平成28年予算委員会 特別会計( 3月 8日)

呉市のデータヘルス活用、ジェネリック医薬品促進

○中島義春委員  データヘルス計画ということで、今、計画をつくっているということは、区民厚生委員会でも報告があったということで、私もちょっとネットというか、そっちから見させてもらいました。いよいよ、この3月にはこれができ上がるということで、パブリックコメントも、この前、行われたと伺っております。パブリックコメント、件数は2件しかないんですけれども、これ、ちょっと意見を読ませてもらいますと、「糖尿病を最優先事項に掲げる点がすばらしいと思います。糖尿病による失明も大きな問題です。人の失明が発生すると、透析同様、多くの社会的コストが発生します。原因は受診のおくれと受診中断であり、糖尿病そのものと同様です。ハイリスク患者、受診中断者への受診勧奨、保健指導などにぜひ糖尿病網膜症に関する視点も入れていただきたく存じます。」というふうに書いてある。これ、回答としては、そういう視点も入れますという回答ですけれども、こんな感じで、件数は少ないんですけれども、こういう区民からのコメントにしても、本当にこれ、そうだと思うんですよ。こういう形で何とか医療費を抑制していくことが大事な点だと思います。

 私もちょうど平成25年の2月の定例会で、「呉方式」ということで、これ、活用できないかなと。23区でも率先して、このデータはレセプトが電子化されて見られるようになったということで、こういうのを活用して、より予防策を充実させないかと質問しましたら、調査、検討しますということで、恐らく、また国もそういう流れもありましたので、こういう方向性が出てきたと思うんですけれども、ちょっと、その辺、教えていただければと思って。

○佐藤国民健康保険課長  データに基づくさまざまな事業展開をするというような、今、委員御指摘の呉市などがさまざま事業を行っております。特に糖尿病の重症化予防とか、あとはジェネリック医薬品の差額通知などにも呉市は取り組んでいるところです。それらを参考に、豊島区でも糖尿病重症化予防の取り組みについて、いろいろと検討しています。

 呉市については、いわゆる3次予防の部分などの事業も展開をしているところですが、豊島区においては、いわゆる1次予防、普及啓発の部分とか、あとは、そのリスクのある方を対象とした2次予防、そういったものを中心にやるという方向で考えまして、そのデータヘルス計画の策定とともに事業を展開してきたところです。

○中島義春委員  今、1次予防、2次予防ということで、最終的にはやっぱり3次予防まで行かないと、適正化はやっぱり決着できないんじゃないのかなと思います。このヘルス計画案の中でも、これは計画期間が27、28、29と、3年間と書いてあります。3年間は一応試行的にやるんだと、27年からの3年間は。それで平成30年からは今度、第2期ヘルス計画を策定して、本格施行をやるんだと。この、3年の間で試行的にやる中に、やっぱりこれ、3次計画も入っていると僕はちょっと読んだんですけれども、その辺はいかがですか。

○佐藤国民健康保険課長  委員おっしゃるとおりでして、3次予防、いわゆる受診をしていたけれども、中断してしまった方の指導には、来年度、28年度から着手していこうと思っています。まず今年度、2次予防を中心に行いましたのは、非常に多くの方が、いわゆる危険性のある方と思われましたので、まず、そちらの方に動機づけをして、長い目で見たときの、将来、いわゆる糖尿病が重症化するリスクをまずは減らしてみようと。それから、3次予防の方、今度重点的に28年度以降、着手しながら、並行して走らせようということで計画をしています。恐らく3次予防の対象の方は50名程度なのかなと思っております。

○中島義春委員  しっかりとよろしくお願いします。あと、あわせて、今、糖尿病の重症化を防ぐと聞いたんですけれども、先ほど来、ジェネリック医薬品、これはもう拡充していると思います。また、効果額みたいなのを、これをやったことによって、効果はどのぐらいだったかを、ちょっと教えてください。

○佐藤国民健康保険課長  ジェネリック医薬品差額通知は、平成24年度から行っております。平成27年度、今年度につきましては、差額を、これまで300円・200円だったものを100円ということで、その通知対象要件を拡大いたしました。直近27年7月の実施状況としては、対象者5,693人、4カ月間の効果としては251人が切りかえを行って、効果額105万円という結果でしたけれども、この数量のシェアですが、第1回目の通知時点の35%から比べまして、46.6%と、11.6ポイントの上昇がございます。

 その間の効果額ですけれども、これはあくまでも試算値ということで、その市場シェアでの累積額を比較しますと、効果額はこの3年間でおよそ2億円という試算をしているところです。

○中島義春委員  まとめます。本当に今、効果も相当大きいものがありますし、また、糖尿病の重症化、1次、2次、3次予防も、これもしっかりと今後やっていただければと思います。保健データヘルス計画の中、読むと、1人の医療費の平均は、豊島区、23区ではそんなに多くはないんだけれども、ただ、一人一人、個別の病気に応じての医療費はどのぐらいか見ると、平均より、23区の中では、豊島はベスト3ぐらいに入っているということで、特にやっぱり一番かかっているのは、糖尿病とか、あるいは高血圧、特に糖尿病の方がやっぱりあれなのかなと思います。この辺をしっかりと、病気ということで認知していただいて、病院に通って治療することはやっぱり大事な点だと思いますので、医療費の抑制だけじゃなくて、保険料の抑制だけではなくて、健康という観点から、しっかりとこの事業を進めていただければと要望いたしまして、終わりにしたいと思います。