平成26年予算委員会 全部の補足質疑( 3月13日)

地域包括ケアシステム・くみん広場での介護予防充実

○中島義春委員  おはようございます。では、よろしくお願いいたします。きょうは、午前、午後で2こま、公明党はいただいているみたいなんですけれども、ちょっと長目でもうやらせていただきたいなと思いますんで、2こまぐらいを使わせていただければなと思っております。

 24年4月には、地域包括ケアシステムということで法律が制定されて、いよいよ27年から順次、構築に向けて取り組んでいると。その26年度、今年度、新しい新年度ですけれども、それに向けて27年度から順次行うに当たって、もうその準備段階ということで、26年度からやっていくということですけれども、ただ、そういう中でも、今までも介護予防事業というのは、区独自でいろいろやっていると思います。最終的にはその辺の絡みなんかも聞きたいと思うんですけれども、初めに、介護予防事業の今後の展開についてまた伺いたいと思います。また、本当に介護予防というのは重要でありますので、さまざまな取り組みが行われていると思います。その概要と、それとまた、会場はどういうような場所で行われているのか、教えていただければと思います。

○島貫高齢者福祉課長  介護予防につきましては、通常、要支援、要介護の認定を受けていない方につきまして、65歳以上の高齢者について、年に1回なんですが、生活機能評価、通常、生活元気度チェックという26項目から成るチェックをしていただいて、それに基づいて老化度を判定するという仕組みで行っております。で、その結果、比較的元気な方につきましては、プールを利用した水中のトレーニング、または、認知症については絵本読み聞かせ講座や脳を鍛えるウオーキング、こういった事業を実施しております。また、比較的要介護度のリスクの高い方につきましては、マシントレーニング、それから筋力アップ教室、さらには低栄養の方に対するプログラム、こういったものを実施しております。

 で、新規の今年度事業といたしましては、軽度の認知障害のスクリーニング検査というものを実施しております。そのほか高齢者総合相談センターでは、介護予防サロンということで、地域の中で閉じこもりがちな方をそういったサロンの中に入っていただくという事業も実施しております。

 で、場所につきましては、運動系のプログラムにつきましてはプール、トレーニング、そういった設備のある会場で行っておりまして、そのほかにつきましては、開催地域が偏らないように、アクセスのよい区民集会室や区民ひろば、こういったところの区有施設を利用しているというところでございます。

○中島義春委員  今、新規事業、中心としてお聞きしました。それでまた、会場なんかもいろいろ本当に区民ひろばとか、運動系であればスポーツができる、そういう場所でとか、本当に会場がばらばらであり、また区民集会室、区民ひろばなどがあるんですけれども、その中で、区民ひろばというのは本当に長年努力されて、区民にとっても周知され、本当わかりやすい場所だと思っております。介護予防事業を行われているところと、また行われていない区民ひろばがありますけれども、それはどういう理由なんでしょうか。

○島貫高齢者福祉課長  以前より、区民ひろばでは独自の事業として、体操教室、その他、さまざまな介護予防に資する事業を実施しているところでございまして、ただ、区民ひろばが主催する事業などでひろばの部屋の確保が難しいとか、そういった面がございまして行っていないところもございます。で、高齢者福祉課の介護予防事業につきましては、先ほど申し上げましたけれども筋力アップ教室、それから、区民ひろば駒込でその筋力アップ教室については行っております。また、中央、東部、西部の高齢者総合相談センターが行っております、先ほど申し上げました介護予防サロン、こういったものにつきましては、区民ひろばの南大塚、駒込、朋有、要町、こういったところで実施しているところでございます。また、おたっしゃ応援団というものがございまして、こちらにつきましては、区民ひろばからの依頼を受けて、出前講座として協働で開催しているというものもございます。

○中島義春委員  今説明があったとおり、介護予防事業といってもいろいろあるんですよね。高齢者福祉課がやっているところもあれば、あるいは区民ひろば独自でその地域のニーズに合った介護予防的事業みたいなのも行われているんですけれども、そういう中で、先ほども最初、冒頭述べましたけれども、やはり今後地域包括ケアシステムとなってくると、いろいろさらに予防事業というのでいろんな主体者が事業参画できる、そういうシステムに多分なってくると思うんですよね。そうなってくると、区民ひろばで、やはり区民にとって一番わかりやすい場所は区民ひろばだと思うんですけれども、今後やはりさらにふえてくるんではないかなと私は予想するんですけれども、その辺、区民ひろばの影響ってどういうふうに考えていらっしゃいますか。

○藤田地域区民ひろば課長  本当に区民ひろばは、セーフコミュニティの拠点にも位置づけられておりまして、この高齢者の健康づくりを推進する役割があると考えております。今、高齢者福祉課長が申しましたけれども、既に埼玉県立大や帝京平成大学の講師の方による介護予防プログラム、区民ひろば独自の事業実施しております。本当に、昨年も介護予防事業につきましては約450回、延べ利用者数1万2,000人、また認知症予防のプログラムを約500回、また利用者数も5,300人を超えるということでやっております。

 ただ、区民ひろばは、目的としては世代間交流、また子育ての事業もやる施設でございますので、そういった事業とのバランスだとか、また運営協議会の自主運営もございますので、そういったところとの調整をしながら、ただ、やはり私といたしましては、今まで以上に介護予防事業については充実を図って、他の広場、今やっていないような広場でも充実を図っていきたいと思っております。

○中島義春委員  わかりました。本当に区民ひろばでも本当数多くの事業やっております。そこで、保健福祉部としては、この区民ひろばでやられている事業と、その辺の保健福祉部として何か連携みたいの今までどう図っていらっしゃるんですか。

○島貫高齢者福祉課長  現在のところは、保健福祉部では介護予防事業のほかに要支援、要介護認定を受けていない、介護予防が必要な高齢者を対象にしている事業等もございまして、元気な高齢者を対象とした一般高齢者向けの事業にも力を入れているところでございます。

 現状としましては先ほど申し上げましたけれども、介護予防サロンや筋力アップ教室、それから、おたっしゃ応援団、区民ひろばで実施しておりますものにつきましては、区民ひろばの職員の方、それから高齢者総合相談センターの職員、さらにはサポーターとしまして、区民ボランティアが連携して事業を運営しているところでございます。

 区民ひろばの独自の事業との事前の調整とか連携につきまして、先ほど申し上げましたけれど部屋の確保など、課題はございますけれども、今後地域のコミュニティの拠点としての区民ひろばにつきましては大変貴重な場であると思ってございますので、今後も連携した事業展開を検討していかなければならないと考えているところでございます。

○中島義春委員  高齢者福祉課では、区民ひろばで行われている事業と、本当に今後もさらに、会場の面とかいろいろあると思うんで、さらに連携していきたいと言っておりますけれども、区民ひろばのほうとしてはどのように受けとめられます。

○藤田地域区民ひろば課長  本当にこの介護予防に関する事業につきましては、やはり先ほど言いました子育ての関係もありますけれども、他いろいろな部署と連携をして、セーフコミュニティの拠点という位置づけでございますので、充実を図ってまいりたいと思っております。

○中島義春委員  それと、あわせて区民ひろばで行われているのはちょっと確認なんですけれども、これ要支援受けているとか要介護受けている、それは、いろんな方ができるんですよね。ちょっと確認なんですが。

○藤田地域区民ひろば課長  特にそういった条件はございません。

○中島義春委員  今回、区民厚生委員会でも報告を受けました。先ほど冒頭に述べましたけれども、介護保険制度がいよいよ27年から実質的に変わるということで、この辺、区民ひろばの事業も、介護予防の事業として、今話聞いたら機能しているんではないかなと思うんですけれども、27年以降、この区民ひろばの介護予防事業と、この新制度での介護予防事業の連携ってどういう感じなんですかね。

○松田介護保険課長  委員おっしゃるとおり、現在の介護保険の制度の枠の中では、逆に要支援の方でないと使えない、あるいは判定の出ていない方でないと使えないと、事業がどうしても保険制度という中で分かれているところがございます。委員のおっしゃるとおり、制度改正を経た中ででは、地域高齢者総合相談センターのチェックを受けた上で、一般の自立と認定された高齢者の方も、あるいは要支援と認定された高齢者も、一緒に使える介護予防事業というのをやっていくのが新しい総合事業なのかなと考えています。

 で、そうなりますと、逆にやはりメリットとしては、なかなか例えば認知症の初期の方なんかは御自分が認知症であるというようなこと、あるいは要支援を受けているからといって、要介護であるということを認めたくない方もいらっしゃいますので、そういう方が、一般の高齢者もいらっしゃるところに一緒にいらっしゃれば、特にそういう壁のないところで新しく事業に参加することもできますので、そういったところを効果的に使って、区民ひろば、それぞれ地元にございます区民ひろばを利用しながら、引きひきこもり防止であるとか、早期発見という形で事業を展開していくことができるようになると考えております。

○中島義春委員  この新制度に関しては、いろいろ陳情もあったり、いろいろあるんですね。それどういうことかというと、やはり介護保険制度の枠組みから外れるとか、あるいはサービスに対しての質が低下するんではないかという懸念持たれている方がいらっしゃいますけれども、私の考えでは、ある部分では、こういう今まで区民ひろばでやっていた事業、高齢課でやっていた事業とか、その辺、有機的にいろいろ連携しながら、さらに、また主体、サービスを提供する主体者もいろいろなところからどんどん出てきて、より重層的に展開できるんではないかなと思うんですけれども、その辺の見解ちょっと教えていただければと思います。

○東澤保健福祉部長  御指摘のように、まず行政内部でもさまざまな部局を横断した事業連携が大変重要だと思っております。御指摘の区民ひろばにつきましても、保健福祉部と各ひろばの運営団体と協議しながら、地域における事業展開の重要なパートナーとして、しっかりとスクラムを組んでいきたいと思っております。また、区民ひろばで個別に帝京平成大学の名前が今出ましたけれども、区内でも帝京平成大学、それから大正大学初め、大学全体として、区としっかりスクラムを組んでいきたいというお話をいただいておりまして、政策経営部が事業連携、そういった取りまとめの窓口になって今話し合いを進めているところでございます。その中ではやはり介護予防とか、地域包括ケアの構築が大変大きな重要なテーマになってくるんではないかと思っているところでございます。

 あと地域包括ケアの構築につきましては、やはりさまざまな主体との連携が重要でございまして、ちょっと話長くなって恐縮なんですけれど、今、地域保健福祉計画の計画に備えて、今アンケート調査やっておりまして、その中でまだ公表の前の段階ですけれども、例えば災害時、御近所で顔見知りの人がいるとお答えになった方ほど、何かあったときに相互に助け合えるという期待感でありますとか意欲が高いという、そういった集計が出ているようでございます。となりますと、地域のコミュニティを活性化する取り組みが大変重要になってまいります。

 それから、認知症予防、介護予防では、歩くことが大変大きな効果があると言われていますけれども、例えば歴史散歩のように、地域の文化を勉強しながらまち歩きをやっていくような生涯学習でありますとか、健康スポーツのような取り組みが大変重要になってまいります。それから区内では、熊谷守一さんとか森田茂さんのように、芸術家の方で100歳超えても現役でやっていらっしゃるというような、大変元気な長寿の方が多いということは、文化芸術活動が心身に生き生きとした効果をもたらすということで、大変重要だと思っております。

 そういった地域コミュニティですとか生涯学習、スポーツ、文化といった面と福祉がしっかりと連携する体制を今後組むことで、よりよい地域社会がつくっていけるのではないかと思っておりますので、そういった面にも取り組んでいきたいと思っております。