平成26年予算特別委員会 特別会計( 3月10日)

電子レセプトを活用しての成人病予防方策

○中島義春委員  先ほどの説明の中で、あとは電子レセプトを活用しての予防の取り組みということであったんですけれども、その辺も教えていただければと思います。

○澤田国民健康保険課長  電子レセプトを活用した疾病予防の取り組みにつきましては、1月に国保、後期医療制度、介護保険の保険関連の部署、そして健康の担当部署、保健所等による庁内横断的な検討組織、糖尿病重症化予防等による医療費適正化事業検討会を設置したところでございます。

○中島義春委員  この件に関しては私も昨年の一般質問等で呉市の例示を挙げさせていただいて、この電子レセプトを活用しての疾病予防というのはかなり大きな成果を上げているということで質問させていただいたんですけれども、特にその中で、糖尿病が一番、糖尿病になる前となった後で医療費が大分違うという説明をさせていただいたんですけども、この辺の糖尿病重症化に対してのそういう取り組みなんか教えていただければと思います。

○澤田国民健康保険課長  おっしゃるとおり、国、厚生労働省のほうも26年度の予算概算要求において予防健康管理の推進とそういった施策の1つとして、呉市の好事例の横展開というのも掲げてございます。国の施策として糖尿病の重症化予防に力を入れるという、そのような姿勢が示された状況でございます。これも御指摘のとおりでございまして、特に人工透析まで進行した場合、患者の方のクオリティー・オブ・ライフもかなり制限されることになりまして、さらには私どものほうとしては保険財政面でも給付費が高額となってしまうと。これらのことを抑制するために事業展開を決定したというものでございます。

○中島義春委員  私のほうからも呉市ということでお話しさせていただいて、その際、何か区のほうとしても呉市のほうを注目されて、そちらのほうに行って研究もなさっているということですけれども、その辺どういうふうに考えていらっしゃいますか。

○澤田国民健康保険課長  本当に全国的に注目されている呉市でございますが、特に民間のノウハウを、民間事業者のノウハウを活用いたしまして、国民健康保険におけるレセプト情報の活用による医療費等の分析、生活習慣病患者に対する訪問指導、重症化予防などの保健事業、このようなことを行っているというものでございます。とりわけ生活習慣病の予防対策は区民の方の健康増進を図る上で大変重要な課題でございます。また、医療費適正化を進める保険者としても疾病予防を推進する施策は、医療費を抑制することで国保制度の安定化を大きく寄与するものと認識をいたしております。

○中島義春委員  すべてその国保データをシステム化しないといけないと思うんです。私も詳しくはないんですけれども、国保データというのは文字データではなくて、PDFファイルか何かの絵のデータ、文字データですかね。それを今後どのようなシステム化していくのか、今後の取り組み教えていただければと思います。

○澤田国民健康保険課長  まだ100%でないんですけれども、電子データのレセプトを使って、それを例えば検診の結果等と突合させることによって事業を進めていくという考え方でございます。そのデータにつきましては国保データベースシステム、KDBシステムと呼ばれているものが27年度から稼働する予定で、今現在、各事業者、各保険者とも準備を進めている状況でございます。

○中島義春委員  27年、来年再来年ということで、これから呉市等を参考にしながらしっかりやっていってもらいたいと思うんですけども、今検討しているところだと思うんですが、課題は何かあるんですか。

○澤田国民健康保険課長  課題といたしましては、まず地域の医療機関の方々との協力連携のあり方が1つ挙げられるかと思います。また、重症化予防ということでございますので、そこで専門的な知識が必要になってまいりますので、そういった専門的なリスクの評価方法でございますとか、現在、区で健康施策は当然進めてございますので、こちらとの連携でございますとか、先ほど申し上げた国保データベースシステム、呉市で先行して行っている方式との、そこの関係などについて課題であると認識しております。

○中島義春委員  今、課題がいろいろ挙げられましたけれども、その課題を克服しながら、今後どのように開いていくのか、展望あれば教えてください。

○澤田国民健康保険課長  国のデータヘルス施策の推進や他の先進的な取り組みをしている自治体におくれることがないように、諸課題について多角的に調査検討を行いまして、レセプト情報の分析から生活習慣病予防、健康管理対策を推進するために積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

○中島義春委員  最後にします。積極的に取り組んでいくということで、本当に心強い答弁いただきました。今、医療費の抑制ということでお話ししたんですが、実は、医療費の抑制というよりも、重症化に至るそれを抑えていくというのが一番大事な点だと思うんです。それが区民の健康増進にもつながって、結果的には医療費が抑制されるということですので、その辺本末転倒しないで、私も抑制策ばかり、そんな観点で話しましたけれども、その辺、区民の健康増進という観点からしっかりとこの点取り組んでいただければというふうに要望いたしまして、終わりたいと思います。