平成26年予算特別委員会 文化商工・教育費( 3月 6日)

20140305_0007

スクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーの活用

○中島義春委員  心身の苦痛ということでいじめということですけれども、それを今、先ほど早期発見の意味では、1つのツールとしてハイパーQUがあるという説明がありましたけれども、もう1つには、今スクールソーシャルワーカーというのが、平成24年度ですか、スタートして、それまでは、スクールカウンセラーというのもありますよね。スクールカウンセラーの人が、今では週に1回、各小・中学校のほうに、週に1回8時間、行っていますけれども、スクールカウンセラーも当然、学校の子どもたちの課題とかを見つけながらそれに対応していると。スクールソーシャルワーカーも、当然同じような形でやっていると思うんですけれども、その辺のスクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違いがあれば、教えていただければと思います。

○藤原教育センター所長  ただいまスクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違いについての御質問でございました。スクールソーシャルワーカーは教育分野に関する知識を有するとともに、それに加えまして、社会福祉士ですとか、あるいは精神保健福祉士ですとか、そういった福祉関係の力量を持った方が、その任に当たっておりまして、学校と、あと家庭、地域社会、また各関係機関の方々をつなぐ役割をするのがスクールソーシャルワーカーでございます。一方スクールカウンセラーは、学校に週1回在駐しまして、子どもたちの相談、あるいは保護者の相談、あるいは先生方の相談に当たったりして、学校の中において起こった問題について、主に対応しているのがスクールカウンセラーでございます。

○中島義春委員  スクールカウンセラーと、またスクールソーシャルワーカーというのがお互いまた連携しながら、問題解決に当たっている部分があると思うんですけれども、新しい24年度からの事業ということで、スクールソーシャルワーカーについてお聞きしたいと思うんですけれども、先ほどいじめの認識件数なんかもお聞きしたんですけれども、スクールソーシャルワーカーが具体的にはどういう仕事をやっているのか、見えない部分って結構多いもので、教えていただければと思います。

○藤原教育センター所長  スクールソーシャルワーカーがどういう働きをしたかという御質問だったと思います。スクールソーシャルワーカーは、いじめや不登校や、あるいは児童虐待とか、あるいは家庭のさまざまな問題とか、学校だけでは解決し切れない問題にかかわってまいりました。

 また、先ほどのいじめの件でございますが、例えば平成24年度は、中学校において起こったいじめ問題、その内容はネットによるいじめでございました。学校の保護者さんもとても心配されて、そのいじめがもとで不登校になったという経緯がございました。で、学校も非常に苦慮しておりまして、なかなか学校内だけでは対応が難しいということで申請がございました。そういったことも解決しております。

 また一方、ことしになりましてから、平成25年度になりましてからは小学生のいじめ問題に対応したケースもございます。そのいじめ問題につきましては、学校のカウンセラー、スクールカウンセラー、そして学校の中の指導体制とかかわりながら、今は学校のほうに移行され、もうそれは解消しております。

 というふうに、いじめ問題にも具体的にかかわりながら、学校のスクールカウンセラーとの連携も図り、また、例えば医療が必要なところには医療機関にもつなげ、あるいは福祉が必要なときには、区のいろんな補助を受けられるところを紹介したりですとか、いろいろなことをしながら子どもの家庭環境を改善しております。

 以上でございます。

○中島義春委員  そうすると、スクールソーシャルワーカーは、非常に仕事量が多いのではないかと思うんですよ。今、スクールソーシャルワーカーは、区内、登録をされている方が4名ですかね。資料を見ますと。その4名の方が、先ほどの専門の資格を持っている方で、子どもたちと対応しているということで、大体何人ぐらい抱えて、それで問題解決に当たる時間ってどのぐらいかかっているんですか。

○藤原教育センター所長  委員御指摘のとおり、登録されておりますスクールソーシャルワーカー、4名でございます。その4名が、平成25年度は、4月からこの2月までに44件の事案にかかわってまいりました。持っている件数はそれぞれのスクールソーシャルワーカーの特性によって違っております。不登校を得意とするスクールソーシャルワーカーもおりますし、また発達の課題、例えば特別支援に非常に堪能なスクールソーシャルワーカーもおります。ですので、持っている事案の件数は異なっていますが、ことしは44件、そして、いずれにしても、非常によい方向にその事案が向かっているというふうに認識しております。

○中島義春委員  こういう困難事例のケースというのは、今後もさらにふえてくると思うんですよね。4名で、今これが十分なのか、足りているのか、私もわかりませんけれども、所長としては、今のところ4名で大丈夫というふうに考えていらっしゃいますか。

○藤原教育センター所長  実は、十分ということはなかなか難しいかなというふうに思ってございます。こちらの今いただいている予算の中では、十分今のところはやっておりますけれども、ことしは少し増額していただいているんですけれども、今後はきっと今のままで推移しますと、恐らく不足するかなということは内々感じております。

 ○中島義春委員  わかりました。議会としても頑張っていきたいと思いますので。

 それで、スクールソーシャルワーカーを依頼するに当たっては、何か学校の校長先生がスクールソーシャルワーカーを派遣依頼するんだというふうに聞いているんですけれども、その辺の校長先生が、この事案はソーシャルワーカーの事案だという、その判断する部分って何かあるんですかね。ちょっとそれを。

○藤原教育センター所長  私がこれまで校長といろいろなことを御相談させていただきましたときに、学校の先生方や学校のスクールカウンセラーだけでは解決困難というふうな認識に立ったときに、教育センターのほうに申請があるというふうに理解しております。例えば、頻繁に家庭訪問をしなければならない場合、あるいは、土日も訪問しなければならない場合、学校はそれができにくい状況があるというふうに考えております。

○中島義春委員  その案件、スクールソーシャルワーカーが抱えたときに、今度は、1人で抱えて1人で解決というのはちょっと無理だと思うんです。当然、学校との連携だとか、そういうのが必要になってくると思うんですけれども、それは何かそこの学校、原籍校のお子さんのいるところの学校とはどういう形で定期的に何か取り組んでいるのか、それ教えてください。

○藤原教育センター所長  スクールソーシャルワーカー1人にすべての事案を任せていることは現段階で全くございません、各学校に出向きまして、スクールソーシャルワーカーも、そして私所長も学校のほうに伺いまして、学校の中でケース会議を開かせていただいております。ケース会議を開いたときに、スクールカウンセラーができること、スクールソーシャルワーカーができること、そして、学校として努力すべきこと、そういったものの課題整理をしながら進めるようにいたしております。ですので、かなりの部分、各関係者が連携して行っているという認識でおります。

○中島義春委員  そうすると、またスクールソーシャルワーカーの、先ほど専門資格を持っていらっしゃる方だと言われましたけれども、その辺のワーカーの質によって、期間が長くなったりとかいろいろあると思うんですけれども、そのソーシャルワーカーの質を向上させるための対策はどのように組んでいらっしゃるんですか。

○藤原教育センター所長  スクールソーシャルワーカーの資質、能力によって事案の解決の長さですとか、いろいろな対応のよさとか、あるいはまずかったこととか、それは、実際に現実としてないわけではございません。やはり研修を積むということが非常に重要ですし、関係機関の中には医療の関係者や、あるいは大学の先生など専門的な知識を有する方にお願いをして、教育センターにお越しいただいて、スーパーバイズしてもらう、そういった機会を、これまでは1回しかやっておりませんが、今後は定期的にやってまいる、そういう所存でおります。

○中島義春委員  わかりました。先ほどいじめのほうから、こういういろいろ話しさせていただきましたけれども、先ほどのハイパーQUにしろ、スクールソーシャルワーカー、カウンセラー、頑張ってください。