平成26年予算特別委員会 文化商工・教育費( 3月 6日)

いじめ対策・ハイパーQU

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○中島義春委員  私のほうからは、いじめ対策ということでお聞きしたいと思いますけれども、私どももちょうど、平成23年10月ですか、大津市の中学校の男性が、2年生が、いじめによって自殺したということで、その前からもいじめ等々で自殺も多いし、今も、ホームページとかいろいろネット見ると、また新聞でも、いじめによっての自殺が結構大きく取り上げられております。

 国のほうとしても、大津の自殺を契機に、自殺対策推進法ですかね。そういうのも法律が決まったということで、ちょうど大津の事件というのは、非常にびっくりしたのは、隠ぺい体質というか、学校側と教育委員会というか、被害者のほうからは、なぜ自殺したのか、その調査をしてくれというふうに学校側に再三にわたって申し入れをしたけれども、当初は、いじめによる自殺ではないと、いじめはなかったというふうなことを言っていたり、アンケート調査したら、学校側としては何かいじめはあったという認識しているけれども、保護者のほうには言わなかったとか、保護者にとってみれば不信感が募って、翌年、裁判かけて、裁判の中で、いろいろやっている中で、第三者委員会、きちっと中立的な立場の方たちが実態調査をしようということで調査をして、最終的には、いじめが原因によっての自殺というのが判明したわけですけども、もう本当に当時学校側、あるいは教育委員会のほうは、いじめはあったけれども、いじめと自殺の因果関係はないんだとかということで、言っていたわけなんですね。それが社会問題化して、国のほうでも法律をつくるということで動いたわけですけれども、本区においても、そういう隠ぺい体質は、本区の教育委員会、学校側というのはないと思うんですけれども、まずその辺の認識についてどう考えていらっしゃいますか。

○清野教育指導課長  いじめというのは、まさにどの学級にもどの学校にも起こり得るものであるというふうに認識しております。学校のほうには、やはりそういったことでアンテナを高くして子どもたちを見てほしいと。そして、いじめが多い少ないということではなくて、いじめの芽をいかに早いうちに見つけることができるか。そして、それに対して適切な手をしっかり学校が打てるか。そこがやはり学校の真価の問われるところだということで指導しているところでございます。

○中島義春委員  豊島区の教育委員会並びに学校の対応というのを、私はそのとおり信頼しておりますので、しっかりやっていただいているというふうな認識はあります。その上で質問もさせていただきたいと思うんですけれども、私どもも、昨年、24年の8月、区のほうに、教育長のほうにいじめ対策のするようにということで申し入れをさせていただきました。それでまた区長も、24年、一昨年ですね。24年に緊急アピールということで、高野区長と教育長の連名で、いじめは絶対許さないという、そういう強い決意のもとで、子どもたちへの緊急アピール、また区民への緊急アピールということで、大いに評価しておりますけれども、その中で、今、いじめが実際にはどのぐらい今件数としてあるのか、それをお聞きしたいというふうに思います。

○清野教育指導課長  平成24年度につきましては、国が実施する問題行動調査の中で、本区におきましては小学校が86件、中学校が22件、いじめが発生してございます。また本年度、平成25年につきましては、12月に実施をいたしました区の独自調査の中で、小・中学校合わせて48件、小学校が40件、中学校が8件ということで報告が出ております。

○中島義春委員  昨年とまた本年、区独自で、25年ですか、独自で調査したということで、これ件数が大分、小学校が86件から、小中合わせて108件が、25年の実施では63件ですか、大分何か少なくなっていますけれども、これはしっかりといじめ対応をされたということでよろしいんですか。その辺ちょっと。

○清野教育指導課長  区の独自調査で判断をいたしますと、平成24年度の独自調査では、同じ時期で小学校が74件、中学校が16件ということで報告を受けております。委員御指摘のとおり、24年度比較しますと、25年度は半数程度ということになっておりますが、本年度から実施しておりますハイパーQU等で、事前にそういったいじめの芽を早いうちから摘んでいるというようなこと、こういったことが1つの成果として出ているのかなというふうにはとらえてございます。

○中島義春委員  今、ハイパーQUというお話がありましたけれども、ハイパーQUというのは、まずは予防的な、まずはいじめの芽をつぶすんだと。いじめに至らない芽を早急につぶすということで、ハイパーQUというのを25年度から初めて実施されたということですけれども、このハイパーQUに関して、ちょっと概要と、どういうふうに実施されたか、具体的に教えてください。

○清野教育指導課長  ハイパーQUにつきましては、小学校5年生以上のすべての児童・生徒に実施をいたしました。内容といたしましては、仲のよい友達がいるか、学校に行きたくないと思うことがあるかなど、16項目に及ぶ質問をいたしまして、その結果を分析し、学級にどの程度満足しているか、あるいは学校生活にどの程度意欲があるかといったことについてデータ分析をしているものでございます。

 その生かし方といたしましては、夏休み前に実施をし、夏休みに結果が出てきますので、その結果を全校で先生たちが集まって分析をして、2学期以降の指導に生かしているという状況でございます。

○中島義春委員  このハイパーQUというのは、また、いじめの早期発見にもつながるし、あるいは学校運営にも、教室経営というか、教室を運営するに当たっても相当大きな力を発揮するというふうに伺っているんですけれども、それはどういうふうなことでなるのか、ちょっと教えていただければと思います。

○清野教育指導課長  子どもたちというのは一人一人の状況もそうですけれども、やはり集団になったとき、学級で一定程度の集団をつくったときに、どんな力関係が働いているのかというのを担任がつぶさに把握をしていくことが非常に大切になります。このハイパーQUでは、その結果の中で、学級全体として、人間集団としてどういう状況なのかというのが数値として出てまいりますので、その学級の状況を踏まえた上で学級経営ができるということで、教員にとっては大変ありがたい調査ということに、効果的に活用ができるものであるということでございます。

○中島義春委員  学級経営にとって、それが数値化されるということで、かなりやりやすいと、学校経営がやりやすくなるということですけれども、その中で、いろいろいじめということでも、聞くと、例えば日ごろからの、例えばちょっとしたけんかだとか、結構いじめの定義もばらばらなのかな。それが今、統一化されてきていると思うんですけれども、東京都のほうでは、こういうのがいじめなんだというふうないじめの定義みたいなのが示されていると思うんですけれども、だんだん自我が発達してくると、いじめには当たらないけれども口げんかだとか、いろいろそういう衝突するようなことが子どもたちにはあると思うんですけれども、それをいじめというふうにカウントするのか、もっと別のいじめの角度みたいに、さかのぼるような質問なんですけれども、その辺教えてください。

○清野教育指導課長  いじめの定義についてでございますけれども、この9月に制定されました国のいじめ防止対策推進法の中では、定義、このようになってございます。児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している児童と、一定の人間関係にあるほかの児童が行う、心理的または物理的な影響を与える行為、これはインターネットを通じて行われるものも含まれるものであって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの、これをいじめというふうに定義してございます。